無垢フローリングは自然素材の柿渋でお手入れ!(コロナウイルスにも効果的?)

2021年3月9日

こんにちは。もくもく村の坂本です。

きりんホームの自然素材の家「無添加住宅」では、フローリングに天然素材の無垢のパイン材を使用しています。

木更津市の高齢者ホーム「もくもくの里」の居室も、例外なく無垢のパイン材で仕上げています。

もくもくの里は、車椅子の方もいらっしゃるので、一般住宅よりもフローリングの傷みが出やすいのは事実で、今回はお手入れをすることになりました。

そこで使用したのは、昔からある天然素材の「柿渋」です。

柿渋は、渋柿の液汁を発酵熟成させてつくるもので、防腐・防水・防虫・抗菌作用など、多くの効能を持っています。

無添加住宅では、外壁に塗る漆喰に練り込んで使っていたりします。

無垢のフローリングは、それ自体が呼吸をしているので、一般的なワックスなどを使用すると、幕ができて呼吸できなくなってしまいます。

自然素材の柿渋は、木材に塗った際に幕を作るのではなく、染み込んで定着するので、木材の呼吸を妨げず、無垢のフローリングとの相性が良いのです。

柿渋で仕上げると、フローリングの表情に深みを与え、さらに魅力が増します。

反面塗り終えたところ。

まだ乾き切っていないので、少し光沢があります。

また、ご存知の方も多いと思いますが、「柿渋が新型コロナに有効」と言われています。奈良県立医科大学の研究グループの発表で、柿から抽出した高純度の柿タンニンによって、新型コロナウイルスを1万分の1に不活性化(無害化)できる検証結果が得られたというものです。

フローリングに塗った柿渋も、少なからず効果もあると思いますので、漆喰と柿渋とで、住宅内での新型コロナウイルスの拡散予防に一役買いそうですね。

さて、全面塗り終えたらこんな感じになります。

手前は半乾きなのでまだ色が濃いですが、奥はいい感じに落ち着いてきました。

今回は一回塗りで様子を見ますが、お好みで二回、三回塗り重ねると、更に深みのある落ち着いた風合いになります。

新築時から柿渋塗りのフローリングを希望される方もいらっしゃるくらいなので、漆喰とも相性抜群です。

展示場には、他にも無垢のフローリング材のサンプルを置いていますので、ぜひ、住宅総合展示場もくもく村のきりんホームも見学してみてください。

■千葉で建てる自然素材の家 きりんホーム
https://www.kirinhome.co.jp/

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