ログの家「木と住む」という選択

経年美化を楽しむ暮らし

経年劣化とは摩耗を意味する言葉で、住まいの寿命と密接な関係があります。ところが、天然の木材で造ったログハウスは、はきなれたデニムのように味わいがでてくるのが大きな特色です。ログハウスは年月を経るとともに家全体が深いアメ色に変わり、子どもが幼い頃につけた柱の傷も趣のあるものになり、住まいへの愛着も深まります。住めば住むほどいい味が生まれる、それがログハウスの魅力なのです。

遊びを暮らしに取り入れる

秋の声が聞こえる頃になると、納屋いっぱいに薪を準備する。これも楽しみの一つ、一般住宅ではできない暮らしです。寒い冬、薪をくべた暖炉で暖まる。暖炉の柔らかな揺らぎが照らした子どもたちの顔はどこかリゾート気分。これもログハウスの大きな魅力です。

天然木が持つ断熱性と調湿性

ログハウスは空気を閉じ込めないで、木の呼吸により自然な換気を行います。元々、木は高断熱な素材です、木が呼吸することによって室内の快適性は保たれます。
北米や北欧などの寒い地域で生まれたログハウスは、その断熱性の高さを証明しています。湿度が高い時に水分を吸収し低いときに吐き出す。天然木だけがもつ調湿性能です。

耐震性・耐火性・耐久性

ログハウスの耐震性、その秘密は構造にあります。ログハウスは、丸太を横積みにしてつなぎ合わせた一体型構造になっています。この構造が地震の時の揺れに対して威力を発揮します。ログ材を積み上げてつくるログハウスは、構造体であるログ材そのものが外壁・内壁を兼ねるので、建物全体で揺れを吸収し、揺れ幅を狭くするので、結果的に被害を受けにくい構造となります。また、ログハウスは木材中心の建物なので燃えやすいと思われがちですが、それは間違いです。太いログ材は内部まで燃えるにはかなりの火力と時間を要するからです。