山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

「自然素材」が持つ潜在能力を十分に生かした家づくりとは

2021年12月22日

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「伴天風水」創設者の山根維随です。

私は常々、「自然界のエネルギーをうまく使おう」という話をします。

では、どうしたらいいのか?

できるだけ「生のエネルギー」を持った建材をできるだけ自然のままで使ってほしいということです。

先ほどの高気密の例でも少し触れましたが、昔の家は断熱材など全く使っていませんでした。

無垢の木が持つ調湿作用には驚くべきものがあります。

極端な例で申し訳ないですが、私が手がけることもあるログハウスなどでは、ジメジメした梅雨時期でも部屋干しで十分に洗濯物が乾きます。

近所に住む実家のお母さんが毎日洗濯物を干しに来る、という方もいるほどです。

そして乾燥する季節には、蓄えていた水分を部屋の中に放出してくれます。

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これは漆喰の壁なども同じ作用を持っています。

まさに自然素材が持つ潜在能力を十分に生かした家づくりなのです。

私は昔のままの家を建てましょうと言っているのではありません。

そうではなく、「いいものはいいのだ」ということ、「いいものにはそこに住む人のエネルギーを高めてくれるものがある」ということなのです。

家を建てる目的を、もう一度自分に問いかけてみましょう。

そして、家に求める役割の順番をもう一度考えてみましょう。

この機能は本当にいるのか?

このデザインにする必要があるのか?

その問いかけは、必ずあなたの味方になってくれるはずです。

どんな家を目指したら良いのか、ヒントが見えてきませんか?

漆喰の家の施工事例はこちら>

「風水設計の家」はこちら>

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。