24年前、家族で富士山のふもとに出かけた時のことです。安い旅館を探して、泊まったところは、なんと、「湯治場」でした。
事業経営に迷いほとほと疲れ果てていたときにたどり着いた場所が「湯治場」・・・なにか導かれたようでした。
部屋も食事も質素でしたが温泉につかりマッサージをうけ、夜は盆踊りをたのしみ、自然のゆったりしたリズムに呼吸を合わせると、少しずつ精気が戻って身体にエネルギーが充満するのを感じました。自然のチカラ、自然と共に過ごす大切さを思い出させてくれる大きな出来事だったのです。
健康の大切さを強く認識すると共に、かねてから構想を温めていた「自然と共存する家づくり」をコンセプトに「もくもく村」を誕生させるインスピレーションとなりました。