山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

風水の間取りで大切にすべき5つの法則

2023年11月03日

「伴天風水」創設者の山根維随です。

風水と間取りで大切な法則を5つにまとめました。

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法則1:風水的玄関


玄関は家の始まりですから、玄関配置が重要となります。

玄関は家の入口です。

まず、玄関に求められる風水的機能は、

①家に入れて良い人・物を、伴天風水で選別する力です。

私達は食事をする時、美味しい物は勢いよく口に入れますが、腐りかかっている牛乳は吐き出してしまいます。

このような力が伴天風水ロジックで備えられるのです。

家に入れて良い人だけが好んで訪れてくれる玄関にする事が重要です。

良い物・悪い物、あるいは良い人・悪い人を選別するため、玄関ドア前にポーチを配置します。

このポーチの作り方が大切です。

家の周囲環境を考慮したポーチと玄関でなければなりません。
  
又、このポーチの高さ、広さ、形を適切なものにします。

庭とポーチの段差が適切であり、ポーチに上がる階段のサイズ、形、及び階段の位置が風水的に良いものであることが必要です。

②敷地における玄関の位置は、前面道路と方位のバランス、更に周囲環境を細かくチェックして決めます。

伴天風水ロジックにより、主に7つの観点から決定します。(流・明・定・次・強・高・山)

これは大変時間の掛かる高度な判断を要求されます。

③玄関ドアの開く方向が、(伴天風水ロジックで)狂わないようにします。

玄関ドアのサイズ・大きさ・高さも大き過ぎず、小さ過ぎず、目的に合った最適サイズにします。

玄関の形は決して奇抜なものにしないよう注意しましょう。

④上り框の材質及び厚さは、安定感のあるものを選びましょう。

上り框と玄関床との段差は、あまり小さくならないようにします。

もし段差を小さくしたい場合は、上り框の取付方に風水的工夫を施します。

⑤玄関及びポーチの照明も重要です。


玄関及びポーチの照明は、周囲の住民への影響が大きい。

と同時に、自分の家族に対する
エネルギー増大効果を期待できるものにします。

法則2:風水的寝室

寝室は生きる基本である『眠り』の世界を作り上げる大切な部屋です。

この良き眠りは、家族の人生の生き甲斐に繋がる根本の基本法則です。

つまり家族全員が共に良き眠りに誘われる寝室であれば、目を覚ました後も、互いに大切な人だ
と深く認識できるのです。

この家族共に同じ良き眠りに到達できれば、家族全員が夢の中で共に助け合い協力しあう喜びを
感じ取れる。

だから良き眠りこそが、良い人生に導かれるのです。
人生の目的とも言える良き眠りを手に入れる寝室の作り方は、

①寝室は大き過ぎないように作ります。

天井が高くなり過ぎない事です。

天井の見せ梁に注意が必要です。

照明の位置、大きさ、そして吊るす等の設置方法を適切にします。

②寝室は良き眠りを得るための場所なので、雑多な目的に使用しない事です。

③頭、体が眠るのに良い空間になるよう、ベッドを配置します。

決して伴天風水ロジックに合致しない位置に寝ない事です。

コンセントは、眠るのに良い空間には置かないようにしましょう。

④クーラーは、大変エネルギーが大きいので、空間に大きな影響を与えます。

寝室におけるクーラーの位置は、静寂を破ってはいけない場所、及び眠りに良い場所を考慮して決めなければなりません。
 
それを間違えると、悪夢に襲われたり、不安感や脱力感に苛まれますから注意が必要です。

⑤良い眠りの空間は、寝室にそう多くは要りません。

広さもせいぜい30cm程度です。

しっかり確認し、忘れないようにして下さい。

⑥遮音性能
 
寝室は外部からの遮音性能がとても重要になってきます。

『漆喰』は石灰岩なので、岩としての遮音性が高いものです。

岩はほとんどの音を反射します。
2019年9月10日の台風15号では、東京電力の鉄塔が倒壊する等、大変な強風のため千葉県では被害が甚大でした。

ところが、この外壁に漆喰を塗っていたもくもく村のオーナーの方々は、台風の音に気付かず良く眠っていたと言う方が多数いらっしゃいます。

漆喰の遮音性が非常に高いので、寝室で良い眠りを誘導しやすくなります。

⑦寝室には余り大きな窓をつけないよう、注意しましょう。
自分が出やすい大きさの窓は、外部から人が容易に侵入してしまうものです。

⑧照明
寝室の照明は、眠りを妨げないように選定・配置します。


法則3:風水的キッチン

キッチンは食べる喜びを作り出す重要な場所です。共に食事をし、語らい合う事は、人生の大きな喜びなのです。

キッチンは清潔な場所でなければなりません。

更に細菌の侵入を防ぐ必要があります。

そのための風水設計の留意点は、

①風通しが良い所

②食べ物が腐りにくく、殺菌作用のある所を選びます。

汚れた部屋の隣に配置しない。

汚れる部屋の直下に配置しないようにしましょう。

③又、食事を作るのが楽しくなる場所を、伴天風水ロジックに基づき設計します。

すると、食事を作るのが楽しくなる。幸せ感がこみ上げてきます。

④キッチン収納も伴天風水ロジックに基づき設計しますと、

食料品が腐りにくくなる。

食材のおいしさ度が増してくる。

キッチン収納をよく使うようになります。

このように良いキッチンにすると、作った食事が大変においしくなるので、外食に行かなくなります。

法則4:風水的ダイニング

ダイニングはまず、

皆で座って心地良い場所でなければなりません。 伴天風水ロジックにより、良い場所を作り、その場所をダイニングテーブルの位置とします。

心地良い場所は、広いダイニングの中でも限られた場所ですから、ご夫婦が良い位置に お座りになられた方が良いのです。
②そのダイニングテーブルは、食事がおいしく見えるように、良い照明を設置しましょう。

伴天風水ロジックで言う良い照明は、ただ単に食事がおいしく見えるだけではありません。

家族全員の陰陽を整え、パワーを上げる灯りを選定します。

照明の色も、オレンジから白色及びその中間色と3種類あります。

伴天風水ロジックに合致した良いものを選びましょう。

③ダイニングテーブル上に吹抜を配置すると、採光に有利です。
採光は伴天風水ロジックでは、大変重要です。

良い光を、良い角度で入るよう設定しましょう。

法則5:風水的リビング

リビングは家族がそれぞれの好みの生き方を実行する部屋です。

リビングを明るい空間にしておきましょう。

②リビングの位置は、伴天風水ロジックにより、互いに存在しあう事が楽しく幸せに感じられる位置になるよう、設計し、配置します。

テレビのエネルギーは高いので、伴天風水ロジックにより、良い位置を決定します。

クーラー及び暖房機の位置も重要です。

伴天風水ロジックにより、良い位置を決定します。

この伴天風水ロジックによって決定された位置は、電気工事店が施工上やり易い場所ではないので、工事店さんには良く説明する事が肝要です。

子供さんの勉強は、自分の部屋ではなく、リビングで勉強する方が良いようです。

東大生の方の多数がリビングで勉強されていたという統計がある。

自分の部屋で勉強すると、エネルギーが下がり易く、勉強が辛く感じます。

辛く感じてしまうと、ゲームや音楽などの遊びに夢中になってしまいます。

リビングの中の、エネルギーの高い場所を、伴天風水ロジックで探し出し、そこにリビング勉強コーナーを作ってあげましょう。

又、そのリビング勉強コーナーは、お母さんやお父さんからも、近くて声が掛けられるので、子供さんが、勉強に身が入り、楽しくなります。

リビング勉強コーナーは、ご両親の近くに配置されながら、子供さんご本人が気が散らず集中するように設計します。

以上が風水の間取りで大切にすべき5つの法則になります。
是非参考にしてみてください。

もっと詳しくお知りになりたい方は、「風水家づくりセミナー」にご参加ください。

https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。