山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

家の建て替えの周期は?後悔しない家づくりとは

2022年04月15日

「伴天風水」創設者の山根維随です。

私が無添加素材を使った住宅を作るのには、身体に優しい家ということ以外にもう一つ理由があります。
それは耐久性に優れていることです。
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こう言うと、

「じゃあ無添加素材を使っていない家は長く持たないということ?」と聞いてくる方がいます。

それについて解説しましょう。

家を建てるときには大抵の方がローンを組みます。頭金がたくさんあって短い期間で返済が済めばいいですが、30年~35年という長期ローンを組まれる方も少なくありません。

しかし、一生懸命やりくりし返済していても、もしその家がローンを払い終えるまで、まともな状態を保つことができないとしたらどう思いますか?

私がこの質問をするとほとんどの方が、

「家って30年やそこらではダメにならないでしょう?」という答えを返してきます。

つまり、どなたも新築の家が30年もたないなどとは思っていないということです。

もちろん、私も家が崩壊してしまうとは言っていません。しかし、部分的にはかなり深刻な問題を抱えてしまう家が多いことも確かです。
これから家を建てようとしているあなたの不安をあおるようで心苦しいのですが、 それは実際に起きていることなのです。

「そんなこと言われても信じられませんよ」

そうですね、 急に新築の家がローンを払い終わるまでもたないなんて言われても信じられないですよね。
でも、悲しいことにそれは事実なのです。

もし、それを知りたければインターネットで検索してみてください。

キーワードは、「一般住宅寿命26年」です。
そうすると平成8 (1996)年の「建設白書」に行き当たるはずです。

それは日本政府が発表したものです。
そこには住宅の建て替え年数について書かれています。イギリスは75年です。
では日本は?そう、それがキーワードに入れた26年です。

26年で建て替えの周期がやってくると白書が書いているのです。
もちろん、先ほど書いたように家全体が壊れてしまうわけではありません。

でも、あちこち修理が必要になってくるのです。途中の大掛かりなメンテナンスが150万円から300万円かかるとします。
それが12年から13年に1回必要です。26年の間にメンテナンスを2回やったらものすごい費用になりますよね。

それから数年で大リフォームが必要になります。合板やビニールクロスを全部張り替える必要が出てくるからです。

その金額は1300万円~1500万円です。そこで大抵の人は壊して建て替えるわけです。

ですから、私は「長期優良住宅が・・・」とか、「35年ローンが・・・」などと聞いてくるお客様にこんな質問をするんです。

「あなたは一生のうちに家を何棟建てるつもりですか?」

26年しかもたないんです。30歳の人なら、56歳で家を壊して立て直さなければなりません。

さて何棟必要なんでしょう?
だからこそ、機能やデザインにごまかされてはいけないんです。

26年でダメになるような家を作ってはいけないんです。
メンテナンスで12年おきに200万円前後かかるような家を建てて、それでも結局は建て直しすることになる。こういうのを昔から「安物買いの銭失い」と言います。
洋服やバッグならそれでもいいかもしれません。でも、家はそれではダメなんです。

安ければいい、綺麗であればいい、見た目がちょっと良ければいい、大手メーカーなら安心だ・・・
展示場にいらっしゃるお客様を含めて、たくさんの人を眺めてきた私には、今の日本にはそんな風潮があるように思います。でも、そんな家を建てたら絶対に後悔します。

おせっかいかもしれませんが私にはほっておけません。

家は資産ですよね?不動産でもあるはずなんです。でも、他のものと同じ消費物になってしまっているのが現状です。

「飽きたら替えればいい」とはいかないのに・・・

無添加素材を使った後悔しない家づくりを一緒に目指しませんか。


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この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。