漆喰の部屋に入った途端に湿疹がなくなりアレルギーが改善【無添加住宅】
2022年03月18日
「伴天風水」創設者の山根維随です。
今回は、漆喰の部屋に入った途端に湿疹がなくなったという話をします。
これはあるお客様の話です。
私の会社に依頼された家が完成目前でした。
その家をご家族で見に行ってきた時のこと。
玄関に入ってしばらくすると、 お子さんの様子がおかしいのです。
まだ一歳ぐらいのお子さんですが、化学物質過敏症の症状を見せ、顔に湿疹が出て真っ赤になってしまいました。
「こんな状態じゃ、この家には住めないかもしれません」
奥さんが言い出しました。
確かに家に入った途端に湿疹が出たというのは、何かがお子さんに影響を与えたということです。
この家は「木の家シリーズ」で基本的には化学物質をあまり出さない作りになっています。
リビングとキッチン、寝室、そして子供部屋だけは漆喰を塗ったもの。
しかし、予算の都合もあり玄関と2階のホールだけはクロス(壁紙)を貼ったのです。
そして私たちが今いるのは、そのクロス貼りの玄関です。
そこで、「リビングは漆喰だから入ってみませんか」
とお子さんを心配するご両親に声をかけ、玄関を抜け全員でリビングに向かいました。
すると驚いた事に漆喰の部屋に入った途端にお子さんの顔からスーッと湿疹が消えていくではありませんか!
思わず、その場にいたみんなで顔を見合わせてしまいました。
「こんなに違うものですか?本当に?」
あまりに急激な変化だったものですから信じられません。
しかし、目の前で実際に起きているのですから信じないわけにはいきません。
しばらくしてもお子さんの様子に変化はありません。
「これなら安心!」ということですぐに方針を変更して、玄関や2階のホールにも漆喰を塗ることにしました。
昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。
元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。
新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。
私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。
ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。
風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。
さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。
このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。
「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。