山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

漆喰を選ぶ7つのメリット

2024年03月25日

「伴天風水」創設者の山根維随です。
漆喰を選ぶ7つのメリットを説明します。

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漆喰は古くから使われてきた建築材料であり、そのメリットは多岐にわたります。

漆喰の主成分は石灰岩です。

その石灰岩や貝殻を窯で焼くと、「生石灰」(炭酸カルシウム)になります。
これに水を加えると、発熱膨張して「消石灰」(水酸化カルシウム)に化学変化します。

この消石灰に、ぎんなん草などを加えたのものが漆喰です。

また、漆喰の歴史はとても古く、世界中で使われてきました。
今から5千年前のエジプトのピラミッドの壁に使われたのが漆喰の起源のようです。

その他、漆喰を選ぶ7つのメリットを紹介します。

1.快適な室内環境
漆喰は通気性が高く、湿気を調整する能力があるため、室内の空気が清潔で快適な環境を保ちます。特にアレルギーや喘息などの健康問題を抱える人々にとって、快適な居住空間を提供します。

2.防火性・安全性
漆喰は防火性に優れており、火災の際に燃え広がりにくい特性があります。
このため、漆喰を使用した家は火災リスクが低く、家族の安全を守る助けになります。
化学建材のように、ダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。
さらに、漆喰は柔軟性があり、地震などの自然災害に対する耐性があります。
壁面が割れにくいため、地震時の安全性を向上させます。

3. 抗菌・防カビ効果
また、漆喰は通気性に優れており、室内の湿気を調整しやすく、カビや菌の繁殖を防ぐことができます。
漆喰は抗菌性や防カビ性があるため、室内の衛生環境を改善します。
カビや細菌の繁殖を抑制し、家族の健康を守ります。

4.美しい外観と質感
漆喰の表面は美しく滑らかであり、微細な質感が特徴です。
これにより、家の外観だけでなく、室内の雰囲気も高級感があります。

5.長期的な耐久性の高さ・コスト削減
漆喰は耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば長期間美しい状態を保ちます。
基本的にはメンテナンスが不要であり、その耐用年数は100年とも言われています。
また、室内にあるホコリや細かなゴミなどが付着しにくい素材で、掃除の手間が減るという意味でもメンテナンス性に優れた素材です。
そのため、塗り替えや修理の頻度が低く、長期的にコストを削減できます。

6.保温性と省エネ効果
漆喰は、微細な多孔質の素材であるため、優れた吸湿・放湿性があります。
断熱性に優れており、室内の温度を一定に保ちます。
冬場は暖かさを逃がさず、夏場は外部の熱を遮断して室内を涼しく保つため、エネルギー効率の良い暮らしを実現します。
漆喰は湿気を吸収しやすい素材であり、室内の湿度を一定に保つ効果があります。

7.心地よい空間の創出
漆喰の表面は触り心地が良く、自然な風合いを持っています。
漆喰を使った家は心地よい空間を提供し、居住者のストレスを軽減します。
室内空間の調和もできます。
漆喰は自然素材であり、自然な色や質感を持っています。
そのため、漆喰を使った家は自然と調和し、心地よい空間を演出します。
また、シックハウス症候群の原因といわれる揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を吸着し分解します。

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これらのメリットにより、漆喰を使った家は快適で安全、美しく環境に配慮した暮らしを提供します。

無添加住宅オリジナル漆喰なら、どんなデザインの住まいにもマッチする仕上がります。

サイディングやビニールクロスでは表現できない風合いと、健康的な空間が生まれます。

漆喰は自然素材であり、リサイクルが可能です。環境に配慮した建材として、地球に優しい暮らしを実現します。

製造過程や廃棄時の環境への負荷が比較的少ないです。

そのため、環境への配慮が重要な暮らしを実現したい人々にとって理想的な素材です。

また、自然光の活用もできるため、漆喰の表面は光を反射する特性があります。

自然光の効率的な利用が可能で、これにより、昼間は人工照明を使わずに室内を明るく保つことができ、電気代の節約にも繋がります。

心地よい温度調整もでき、漆喰は熱の伝導率が低いため、室内の温度が安定しやすい特性があります。
冷暖房の効率が向上し、快適な温度環境を維持するのに役立ちます。

漆喰の表面は光を柔らかく拡散し、自然な照明効果を生み出します。
これにより、室内の照明が自然な雰囲気を演出し、居住者の心を落ち着かせます。

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以上が漆喰を選ぶ7つのメリットになります。

もっと詳しくお知りになりたい方は、もくもく村のモデルハウスの見学会にご参加ください。


https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。