山根一純の「伴天風水」デザインでたてる住宅

注文住宅の間取りで失敗しないために覚えておきたい3つのコツ

2022年01月01日

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「伴天風水」創設者の山根維随です。

あなたは、注文住宅の間取りで失敗しない為に、何をすれば良いと思いますか?

私は常々、「家は家族が一体になれる場所」という認識を持とうと提唱しています。

そんな観点から、注文住宅の間取りで失敗しない為のコツを3つにまとめました。

注文住宅の間取りで失敗しない為の3つのコツ

コツ1【個室をつくり過ぎない】

家というものを考えた時、「個を楽しむためのもの」だとか自分の「隠れ家」を求めるのではなく、家族が一緒に楽しめる家にしたほうがより幸せが訪れる気がしませんか。

しかし、「家族が一緒に楽しめる家」という点を見失い、それぞれが自分だけが楽しめる家を求めた結果、必要以上の個室を作ってしまう場合があります。

これは典型的な間取りの失敗例だと言えます。

私の客様の中には、全く個室スペースを設けず、屋内の35坪を全部吹き抜けにしている方もおられます。

え、 個室なしでやっていけるの?

家族といえどもプライバシーがないと息が詰まっちゃう

もちろん、そういう疑問もあるでしょう。

個室が全くないというのも極端な例かもしれません。

しかし私はこれが家族が住む家としては理想に近い形だと思いました。

なぜ個室がいけないのでしょうか?

もちろん、私も個室を全否定しているわけではありません。

ただ、作りすぎはよくないと、そう思うわけです。

個室をたくさん作ると、それだけ家族がバラバラになりやすくなります。

なぜなら逃げ込む場所があるからです。

逃げ込むという考え方をしなくても、つい部屋にこもり、自分だけの楽しみを見つけ、それに没頭するあまり、家族と触れ合う時間を知らず知らずのうちに削ってしまった、などという例はいくらでもあります。

先にも触れましたが、経済的に余裕があるから家族それぞれが外に遊びに行き、 自分で食事をし、自分の部屋に帰ってくるようになる。

まるで家族はただの同じアパートの住民にしかなりません。

そう思うと、少しくらい貧乏なほうが、幸せを感じることになるのではないでしょうか。

部屋の作りすぎというのは、そういう危険性をはらんでいるのです。

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コツ2【子供部屋なんていらない】

特に子供が小さい時は、なるべく子供部屋は作らない方がいいと思います。

お客様にこの話をすると、信じられないといった顔をしながら「え、どうしてですか?」と聞き返してくる方が多いです。

個室と言うと、まず頭に浮かぶのが子供部屋、という方も多いのではないでしょうか。

特に子育て世代で家を建てたいと考えているご夫婦ならなおさらです。

たとえ今、お子さんがいらっしゃらないとしても、

将来はここを子供部屋にして、二人目が産まれたら・・・

といったような将来像を描いているご夫婦も多いはず。でも、その子供部屋、家を建てる段階では必要ないと私は思います。その理由をこれから説明しましょう。

家の間取りを考えた時1階はリビングやキッチン、2階は寝室や子ども部屋といった間取りが一般的です。

しかし、 子供が小さいうち、特に小学生までの間は、正直なところ子供部屋は必要ありません。

むしろ、 ない方がいいのです。

なぜなら70年、80年と生きる長い人生の中で、子供でいられるのはほんのわずかな間だけです。

ここをまず理解しましょう。

小学生までと考えてもたった12年です。

その、ほんのわずかな子供の時代に兄弟や親と過ごさないでどうするのでしょうか?

そのような人間としての根幹を作る時期に、子供用の小部屋を与えると、家族と触れ合う機会をわざわざ少なくしてしまうことに繋がりかねません。

この時期は子供が家族とふれあい、そこから人間関係の大切さや他者と協調すること、助け合いや自立心など、これから生きていくうえで大切な様々な事を吸収していく大切な時期です。

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子供に伝えるべきことをしっかりと教えていく

昨年の東日本大震災では、被災した皆さんが何に耐え忍びながら助け合う姿に、 世界中が感動しました。

このような日本人の持つ美しい魂を伝えていくことが、まず最も大切な親の務めだと思うのです。

その機会をなくすというのは子供の将来をひどく狭めているのと同じです。

なるべく家族がたくさん触れ合える環境を整えて、笑い声が絶えないような家にしたほうが子どもだけではなく家族全員の幸せに役立つと私は思います。

親と過ごす時間や空間を持つことで、えられるメリットはたくさんあります。

まず、 生活のしつけを子どもにきちんと教える機会が増えるということが挙げられます。

幼い頃にきちんと躾られたことは、子供にとって一生身につく大切な財産となるでしょう。

片付けや整理整頓、勉強する時の姿勢、「ありがとう」という感謝の表し方、礼儀など、子供の家に教えたいことはたくさんあります。

目に入ればその場で注意することができますが、個室に入ってしまうとなかなか目が行き届くものではありません。

よく、自立を促すために個室を待たせるのがいい、などと書いてある教育本もありますが、それはもっと大きくなってからの話。

実際に、私の考えに共感してある程度子供が成長するまで個室を与えないで過ごされたお客様がいます。

そのお宅にお邪魔すると、真っ先にお子さんが私のところに駆け寄ってきて「こんにちは!」と元気よく挨拶をしてくれます。

その「こんにちは!」の気持ちいいことといったらありません。

毎回お邪魔するたびにその声を聞きながら、家族のあり方に対する私の考え方は間違っていないんだな、と改めて確信するのです。

もちろん、ある程度子供が成長したら「じゃあ、この部屋を」とスペースを与えるのは良いでしょう。

中学に進学するぐらいの年齢になってくると、もう善悪の判断ができるようになります。

勉強も落ち着いてやりたいでしょう。

ただ、部屋といっても完全に密閉して仕切ったものは好ましくありません。

プライバシーを守るほうがいいんだと考えて鍵をつけるなど、余計なことはしない方がいいでしょう。

密閉性を高めた個室は「孤室」に繋がってしまいます。

引きこもりの助長にもなりかねません。

それよりも再三言っているように、家族間でコミュニケーションが多く取れるようにしたほうが楽しい家になります。

そのような家族との交流を通して、子供は立派に成長していきます。

例えば、帰ってきたら必ず履物を揃えたり、きちんとした姿勢で座ったり、人の話をちゃんと聞いたりするような躾も、夢のある家の中では親の姿を見て、お兄ちゃんお姉ちゃんのやり方を見て 、自然に身についていくはずです。

子供に伝えるべきことをしっかりと教えていくためにも、個室はなるべく作らず、ダイニングやリビングを広くとった、開放感のある空間づくりを私は提案しています。

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コツ3【間取りはリビングを中心に考える】

家族が触れ合う機会をなるべく多くできるような間取りを考えた場合、やはりその中心となるのはリビングです。

リビングが使いやすく、家族を結びつけてくれるような場所であること、それが理想の家の根本になります。

リビングを重要視するのは、今の日本人の生活スタイルがリビングを中心にしているからです。

1日の行動を思い起こしてみてください。

気づいたらリビングにずっといませんか?

朝から晩までリビングを中心にして動いているでしょう。

そこに注目してほしいわけです。

つまり、生活の中心から見たハイチというのが非常に重要だということです。

中心となる場所の居心地が悪かったら、その家の幸せパワーも下がってしまいます。

それはそうですよね。

なんとなく使いにくいなー

居心地が今ひとつしっくりこないなあ

と思って暮らしているのと、「ここにいるとなんだか楽しいね、会話が弾むね」

と暮らしているのとでは家族の幸せ度は全然違います。

そのためには、まずリビングを大事に考えます。

家族が共に集うことを考えたリビングにします。

広さ、明るさ、部屋を取り囲む素材など、家の中心に見合ったものを考えていきます。

そしてリビングから他の部屋の配置を見ていくわけですが、特に注意しておきたいのが寝室、トイレ、台所です。

このあたりがとても重要ですので、家を建てる際にはきっちりと押さえておきたいところです。

もちろんそれぞれの家族によって生活スタイルが違いますので一概には言えませんが、これまでの経験から日本ではリビングを中心に間取りを考えていく方法が一番合っているように私は感じます。

間取りというのは、ただ空間を仕切っているだけではありません。

間取りによっては家族のあり方が変わってきます。

そういうものだからとても大事なんです。

漆喰の家の施工事例はこちら>

「風水の家」はこちら>

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。