山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

自然素材の家で暮らす10個のメリット

2023年12月22日

「伴天風水」創設者の山根維随です。
自然素材の家で暮らす10個のメリットをまとめました。

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自然素材の家は、近年注目を集めている持続可能な建築の一環として、環境への配慮や健康への意識が高まる中で、その魅力が際立っています。

これらの家は様々な天然素材を使用し、独自のメリットを提供します。

これらのメリットは、環境への配慮から健康への影響まで多岐にわたります。

1.省エネ効果と快適な室内環境
自然素材の家の一大特徴は、優れた断熱性と通気性です。

木材や竹などの天然素材は、冷暖房によるエネルギーのロスを最小限に抑え、建物内部の温度を安定させます。

これにより、省エネ効果が生まれ、エネルギーコストの削減につながります。

また、通気性の高さは湿気を調整し、カビやダニの発生を抑制します。

これが室内環境の快適性を向上させ、住む人々に健康で心地よい住空間を提供します。

2.地球環境への配慮と持続可能性
自然素材は再生可能な資源を使用しているため、建築プロセスから環境に与える影響が小さいです。

木材の再生や竹の迅速な成長などは、持続可能な建築の重要な要素となります。

また、製造時に排出される有害な化学物質が少ないため、建物のライフサイクル全体で環境に配慮した選択となります。

3.美しい外観とデザインの自由度
自然素材はその独自の風合いや質感から、美しい外観を創りだすのに適しています。

木の温もりや石の風格は、建物に独自の個性を与え、周囲の環境と調和したデザインが可能です。

また、これらの素材は形状に柔軟性があり、斬新で持続可能なアーキテクチャを生み出すのに適しています。

住まい手は自らの好みやライフスタイルに合わせて、オリジナルなデザインを取り入れることができます。

4.健康への影響と室内空気の品質 
自然素材は通気性が高く、室内の空気を循環させます。

これにより、有害な揮発性有機化合物(VOCs)などの化学物質が蓄積せず、室内空気が清浄な状態を保ちます。

住まい手は新築時から室内空気の質が高い状態であるため、アレルギーや呼吸器系の健康への影響が軽減されます。

5.バイオフィリア効果と心理的な健康
自然素材は自然とのつながりを感じさせ、住まい手に安らぎや喜びをもたらします。

この心理的な効果をバイオフィリア効果と呼びます。

木の質感や石の冷たさなど、五感を通じて自然の要素を感じることで、ストレスの軽減やリラックス効果が期待されます。

これは、心地よい住環境を形成し、住む人々の幸福感に寄与します。

6.耐久性と長寿命
適切なメンテナンスが行われれば、自然素材は非常に耐久性があり、長寿命を誇ります。

木材や石材は経年変化を楽しむ要素となり、その美しさが時間とともに深まります。

これは、住まい手にとって将来への投資となり、長期的な住環境の安定性を提供します。

7.エネルギー効率の向上と再生可能エネルギーの導入
自然素材の家は、太陽光や自然の風を有効に利用するデザインが可能です。

屋根にソーラーパネルを取り入れたり、風の通り道を考慮することで、再生可能エネルギーの導入が容易です。

これにより、住まい手は独自のエネルギーを生成し、コストを削減するだけでなく、環境への負荷を軽減することができます。

8.社会的な持続可能性とライフスタイルの影響
最後に、自然素材の家に住むことは社会的な持続可能性にも貢献します。

持続可能な住環境を築く選択は、地域社会的な視点から見ると、自然素材の家に住むことは地域社会にポジティブな影響を与えます。

例えば、自然素材の家を建てることで地元の建材業者や職人に仕事を提供し、地域経済に貢献します。

また、持続可能な住環境の意識が高まることで、近隣住民や地域社会も環境に配慮した行動に興味を持つ可能性があります。

これは、社会全体で持続可能な価値観が浸透する一助となります。

9.自己満足感とライフスタイルの充実
自然素材の家に住むことは、住まい手に対して自己満足感とライフスタイルの充実をもたらします。

独自のデザインや素材の特徴に囲まれ、自分の住まいに誇りを感じることができます。

また、緑豊かな庭園や自然環境との一体感が、住まい手の精神的な豊かさを向上させます。

自然素材の家は単なる住まいではなく、ライフスタイル全体を豊かにする要素となります。

10.未来への遺産と家族の絆
自然素材の家は、耐久性や美しさからして、将来の世代に良い遺産を残すことができます。

建物が長寿命であるため、子どもや孫たちに引き継がれ、家族の歴史や絆が育まれます。

また、持続可能な選択が未来の地球環境に対する貢献となり、住まい手自身が環境に対する責任感を家族にも伝えることができます。

以上が自然素材の家で暮らすメリットになります。

まとめると、自然素材の家に住むことは、単なる住居を超えた様々なメリットがあります。

省エネ効果や美しいデザイン、健康への配慮、社会的な持続可能性などが結びつき、住まい手に豊かな生活体験を提供します。

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これらのメリットは、環境への負荷を最小限に抑えながら、個々のライフスタイルや幸福感を向上させるものであり、未来の住環境においても重要な選択肢となるでしょう。

もっと詳しくお知りになりたい方は、「風水家づくりセミナー」にご参加ください。

https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。