山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

和室で暮らす7つのメリット

2023年12月31日

「伴天風水」創設者の山根維随です。
和室で暮らす7つのメリットをまとめました。

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和室は伝統的な日本の部屋造りです。

床面に敷き詰められた「畳」や、部屋を仕切る「襖」「障子」によって作られました。

また、心地の良い癒しの空間として親しまれてきます。

現代では洋室の中心の住宅環境に合わせた和洋折衷の和室が増えるなど、和室の良さを生かした家づくりも盛んになっています。 

「和室」とは、鎌倉から室町時代から造られてきた日本の伝統的な部屋のことです。

素足でも気持ちの良い「畳」が敷き詰められ、陽の光を柔らかく取り入れる「障子」や「襖」に囲まれているのが特徴です。 

和室は3つのタイプに分かれています。
格式の高い「真」や格式と居心地の良さ合わせもつ「行」、ユニークで自由な「草」です。

なかでも現在の日本の住宅に取り入れやすいのは「草」のタイプで、もともとは茶室など主人の趣向が現れた遊び心のある部屋として使われていました。 

また、畳のある家の特徴は下記になります。

・柔軟な空間利用
畳は折りたたんで収納でき、これにより部屋の使い方を簡単に変えることができます。

畳をしまえば、広々とした空間を作ることができます。

・通気性と湿度調整
畳は通気性があり、湿度を調整する効果があるため、快適な居住空間を提供します。

・季節や行事に合わせた使い方
畳の敷き方や配置は季節や特別な行事に合わせて変えることがあり、季節感や行事の雰囲気を楽しむことができます。

・幅広い使用方法がある
和室は寝室や子ども部屋、来客用の部屋と幅広く使用できます。

寝室としては、布団を敷いて寝る場合に身体が痛くなりにくいです。

また、押入れがあれば布団を片づけて作業スペースとしても使えます。

子ども部屋としては、子どもの遊び時間からお昼寝時間への動線がスムーズになります。

来客用の部屋としては、来客時は布団を敷いて宿泊部屋として活用できます。

和室は、リビングとつながった小上がりスペースや、客間やちょっとした作業ができる和洋折衷なスペースとして設けることが人気です。

和室のメリットは7つあります。

1.リラックス効果
和室の畳に使われている香りは、リラックス効果があることが科学的に証明されています。

さらに、シックハウス症候群のリスクを軽減したい人やリラックスできる空間を作りたい人は、和室を取り入れることを推奨しまひさ。
 
寝室や子ども部屋としてはもちろん、家族がリラックスタイムを過ごす場所としてもおすすめです。

2.快適な居住空間
畳は通気性があり、湿度調整効果があるため、年間を通じて快適な居住空間を提供します。

季節や気候の変化に対応でき、室内の過ごしやすさを保ちます。

3.和風の雰囲気
畳の存在は和室や座敷の雰囲気を醸し出し、伝統的な和風の住まいを演出します。

これは、日本文化や伝統に根ざした特有の雰囲気を感じさせます。

4.裸足で歩く文化
畳の上で裸足で歩くことが一般的で、これが日本の生活様式と深く結びついています。

畳の触感は心地よく、自然な足触りを楽しむことができます。

5.座ることの文化
畳の上で座ることが一般的であり、畳敷きの和室では座椅子や座布団を使用してくつろぐことができます。

これが、和やかな雰囲気を生み出します。

6.自然素材の使用
畳は自然素材から作られており、その特有の香りや風合いがあります。

自然の素材がもたらす温かみが、畳の家の特徴の一つです。

7.伝統とアートの融合

畳の表面の種類や柄には多様性があり、畳をアートの一部として楽しむことができます。

伝統的な模様やデザインが、住まいに独自の美しさを与えます。

畳のある家は、これらの特徴を通じて暖かみや居心地の良さを提供し、日本の文化や暮らしを感じさせてくれます。

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今回は和室で暮らす7つのメリットについて解説しました。

これから新築でお家を建てることをお考えの方は、心身ともに癒される和室空間を取り入れてみてはいかがでしょうか。

もっと詳しくお知りになりたい方は、「風水家づくりセミナー」にご参加ください。
https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。