山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

無添加住宅と無垢材の関係性と無垢材の種類

2024年01月14日

「伴天風水」創設者の山根維随です。
無添加住宅と無垢材の関係性と無垢材の種類についてまとめました。

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無垢材とは自然の木そのものです。

無添加住宅の家の中は空気がおいしく、まるで森林の中にいるかような心地の良い空間です。

無垢の木は、季節によって反ったり隙間が出来ることもありますが、それは木が呼吸をしている証拠なのです。

そして、ゆっくりと色に深みが増していき、ぴったり肌に馴染む手触りになってゆくのです。

そんな変化をじっくり楽しめるのも、天然無垢材の魅力の一つです。

また、無添加住宅と無垢材を組み合わせることは、健康的で持続可能な住環境を構築する上で理想的な選択です。

以下にその特徴やメリットを説明します。

自然素材の使用
無添加住宅は、化学的な添加物を極力排除した建材や仕上げ材を使用します。
無垢材は、天然の木材で、加工時に少ない化学処理が施され、無害な仕上げが一般的です。

室内空気品質の向上
無添加住宅は、有害物質の発散を最小限に抑え、室内の空気を清浄に保ちます。
無垢材は、自然な木材は通気性があり、揮発性有機化合物(VOC)の低減に寄与します。

耐久性と美観
無添加住宅は、自然素材の美しさを活かし、持続可能性を強調したデザインが可能。
無垢材は、高い耐久性を持ち、経年変化によって木材が深みを増すことで、美しい自然な風合いが生まれます。

環境への配慮
無添加住宅は、持続可能な建築素材の使用やエネルギー効率を追求し、環境に配慮した住まいを実現しています。
無垢材は、持続可能な森林管理から得られる木材の使用は、環境にやさしい建築選択の一環です。

快適性と温もり
無添加住宅は、快適で健康的な住環境が提供されることで、住む人々の生活の質を向上させます。
・無垢材は、床や家具などに使われることで、触れたときの心地よさや温もりがあります。

無添加住宅と無垢材の組み合わせは、自然の素材を最大限に生かし、持続可能かつ健康的な住まいを実現します。

この組み合わせにより、住む人々の生活に対するポジティブな影響が期待されます。

また、無垢材にはさまざまな種類があり、それぞれ独自の特性や用途があります。

以下に、主要な無垢材の種類を詳細に説明します。

オーク(Oak)
オークは非常に耐久性があり、堅牢で安定した木材として知られています。深い茶色や赤みがかった色合いがあり、美しい木目が特徴です。この特性は、家具や床、キャビネットなどの製品に広く利用されています。さらに、オークは湿気にも強いため、屋内外の様々なプロジェクトで重宝されています。

マホガニー(Mahogany)
マホガニーは高級感のある木材で、その美しい赤褐色が特徴です。艶のある仕上がりがあり、これが家具や室内装飾品に使用される理由の一つです。また、耐久性も備えており、長い寿命が期待できます。

ウォールナット(クルミ)
ウォールナットはくすんだ茶色で、濃い木目が印象的です。木材の中でも緻密な質感があり、高級な印象を与えます。主に家具やキャビネット、クラフトなどで使用され、その美しさが引き立ちます。

チェリー(Cherry)
チェリーは赤褐色からピンクがかった茶色をしており、使い込むほどに深みのある色に変化します。この変化が愛され、家具やキャビネットの材料として選ばれます。緻密で均一な木目も特徴的です。

メープル(Maple)
メープルは白っぽい色合いが特徴で、均一な木目が美しい木材です。耐久性があり、柔らかい色合いが広く受け入れられています。床材や家具、楽器製作に利用され、その優雅な風合いが魅力です。

マツ(松)
マツは木材の中でも比較的軽く、加工が容易です。建築構造や家具、木工製品など、さまざまなプロジェクトに使用されます。柔らかい木質であるため、簡単に切削や加工ができることが特長です。

チーク(Teak)
チークは耐久性が非常に高く、湿気にも強い特徴を持つ木材です。赤みがかった褐色で、屋外のデッキや庭園家具、船舶のデッキなどによく使用されます。経年変化により、深い色合いに変わります。

以上となりますが、これ以外の種類もまだまだあります。

これらの無垢材は、それぞれ異なる特性を持っています。

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木材の選択は用途や好みによって変わりますが、どの種類もその独自の美しさと機能性で魅了しています。

今回は無添加住宅と無垢材の関係性と無垢材の種類について解説しました。

もっと詳しくお知りになりたい方は、「風水家づくりセミナー」にご参加ください。
https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。