山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

もくもく村・自然素材・天然素材・無添加のお家

2023年10月20日

「伴天風水」創設者の山根維随です。

自然素材・天然素材・無添加のお家についてまとめました。

もくもく村・自然素材のお家

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自然素材の家は、主に自然から得られる素材を建築およびデザインに活用する住宅のことを指します。

・自然素材の家は、木材、石、土、竹、麻、羊毛など、自然から取得できる材料を使用します。
これらの素材は持続可能で環境に優しい特性を持っており、化学的な処理が少ないことが一般的です。

・環境への負荷を最小限に抑えることを重視しています。
建材の採取や生産段階から廃棄物処理に至るまで、環境に対する影響を最小限に抑える設計がなされています。

・優れた断熱性能やエネルギー効率を備えています。
これにより、暖房や冷房のエネルギー消費を削減し、住宅の持続可能性を高めています。

・自然素材は通気性があり、湿度調整能力が高いため、室内環境を健康的かつ快適に保ちます。
また、素材自体が有害な化学物質を放出しないため、居住者の健康にも配慮されています。

・自然の美しさと調和を追求し、内部と外部のデザインが調和しています。木の温かみや石の質感など、素材自体の美しさが活かされています。

・個々の好みに合わせてカスタマイズできることが多いです。
建築家やデザイナーと協力して、自分の理想の自然素材の家を作り上げることができます。

自然素材の家は、持続可能なライフスタイルや自然との調和を求める人々に向けられた素晴らしい住宅オプションです。

もくもく村・天然素材のお家

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天然素材の家と自然素材の家は似たようなコンセプトですが、微妙な違いがあります。

・天然素材の家は、建築やデザインにおいて、自然界で自然に存在する素材を使用することを強調します。
これには木材、石、大理石、粘土、麻、竹、藁などが含まれます。

・天然素材の家も、環境への負荷を最小限に抑えることを目指しています。
建材の取得と加工において、環境への影響を減らすために持続可能な方法が採用されます。

・一般的に健康に良く、室内環境を快適に保つのに役立ちます。通気性が高く、湿度調整機能があるため、室内の空気品質が向上します。

・天然素材の美しさが活かされ、家のデザインに自然の要素が組み込まれます。これにより、外観や内部の美しさが向上し、自然との調和が生まれます。

・優れた断熱性能を備えており、エネルギー効率が高いことがあります。これは暖房や冷房のエネルギー消費を削減するのに役立ちます。

天然素材の家は、自然の美しさと持続可能性を組み合わせた住宅オプションです。
自然からの資源を大切にし、環境に配慮した生活を望む人々に適しています。

もくもく村・無添加住宅

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無添加住宅とは、住宅の建材や内装材、さらには家具や什器において、化学的な添加物や有害な化学物質を極力排除した住宅のことを指します。

・無添加住宅は、建材として無害な素材を使用します。例えば、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの有害な化学物質が含まれていない木材やペイントが選ばれます。

・居住者の健康を考慮して設計されます。有害な化学物質が排除されるため、室内の空気品質が向上し、アレルギーや呼吸器の問題を軽減する助けとなります。

・無添加住宅は、環境に優しい選択を優先します。持続可能な素材や再生可能エネルギーを利用することで、環境への負荷を減少させます。

・優れた断熱性能とエネルギー効率を備えています。
これにより、エネルギーコストを削減し、持続可能な生活をサポートします。

・住宅の所有者は、無添加住宅を自分の好みに合わせてカスタマイズできます。
デザインや素材の選択肢が広がります。

無添加住宅は、健康意識が高まり、環境に配慮する人々にとって魅力的な選択肢です。特に、アレルギーや化学物質過敏症のある人々にとって、健康的で快適な居住環境を提供します。

自然素材と謳われていても、「完全無添加」は難しいです。
もくもく村では、その難題をクリアするのが、技術とこだわりです。

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。