山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅


「漆喰」のデザインの5つの特徴と暮らしに与えるメリット

2024年05月10日

「伴天風水」創設者の山根維随です。
「漆喰」のデザインの5つの特徴と暮らしに与えるメリットを説明します。

漆喰は古くから使われてきた建材であり、その影響は暮らしに多岐にわたります。

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また、漆喰の家に関するデザインは多岐にわたりますが、一般的には以下の特徴があります。

1.自然な風合い
漆喰は自然素材であり、その風合いや質感が建物に温かみを与えます。
漆喰の表面は滑らかで柔らかな印象を与え、自然光の反射も穏やかです。

2.シンプルでモダンな外観
漆喰の家はシンプルな形状やデザインが多く、モダンな外観を持ちます。
無駄のないデザインが特徴であり、シンプルさが美しさを引き立てます。

3.地域の風土に調和した外観
漆喰の家は地域の風土や伝統に合わせてデザインされることがあります。
地域の建築様式や文化に溶け込むような外観が特徴的です。

4.自然な色合いの利用
漆喰の家は自然な色合いの漆喰が多く使用されます。
白色やクリーム色、茶色など、自然な色調が多いですが、近年ではさまざまな色が提供されています。

5.開放的な内部空間
漆喰の家は内部空間も開放的であり、広々としたリビングエリアや高い天井が特徴的です。
自然光を多く取り入れるデザインが一般的であり、居住者に快適な空間を提供します。

また、漆喰の家は環境に配慮した設計が多く取り入れられています。
断熱性や省エネ性を高める工夫や、自然素材の活用などが行われ、持続可能な住宅として注目されています。

漆喰の家のデザインは、その特性や利点を生かした自然な美しさと機能性を追求したものが多いです。

また、漆喰の家で暮らしていくにあたり、メリットもあります。

まず、漆喰の最も顕著な特徴は調湿効果です。
漆喰は湿度の変化に敏感に反応し、湿度が高いときに水分を吸収し、乾燥しているときに水分を放出します。

この調湿効果により、室内の湿度を一定に保ち、快適な居住環境を提供します。
特に湿度管理が重要な季節、例えば夏の梅雨や冬の乾燥した時期には、漆喰が効果を発揮します。

漆喰はまた、防火性能に優れています。
漆喰は非常に耐火性が高く、火災が発生した際に火の勢いを抑え、火の勢いを抑えることができます。
これにより、建物全体の耐火性が向上し、住民や建物自体の安全を確保します。

さらに、漆喰は防音効果もあります。漆喰が壁や天井に塗布されると、音を吸収し、騒音を軽減する効果があります。
特に集合住宅やオフィスビルなど、多くの人が集まる場所では、漆喰が騒音問題の緩和に貢献します。

また、漆喰は環境にも優しい建材です。漆喰は天然素材であり、有害な化学物質を含まず、リサイクルも可能です。
そのため、漆喰を使用することで、建築プロジェクトの環境への負荷を軽減し、持続可能な生活を実現することができます。

漆喰の色合いや質感も、暮らしに影響を与えます。漆喰は自然な風合いがあり、温かみのある雰囲気を演出します。
さらに、漆喰は塗り替えが比較的容易であり、インテリアのアクセントや表現の幅を広げることができます。

さらに、漆喰はカビや細菌の繁殖を抑制する効果があり、室内の空気中のアレルゲンを減少させます。
これにより、アレルギー性鼻炎や喘息などの症状を軽減する効果が期待されます。

漆喰は湿度の変化に敏感に反応し、室内の湿度を一定に保ちます。
これにより、乾燥した冬や湿気の多い夏など、季節の変化に対応した快適な居住環境を提供します。
健康的な湿度の環境は、皮膚や呼吸器系の健康を維持するのに役立ちます。

総合すると、漆喰は調湿効果、防火性、防音効果、環境への配慮など、様々な側面から暮らしにポジティブな影響を与える建材です。
そのため、健康で快適な居住環境を求める人々にとって、漆喰は魅力的な選択肢となります。

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以上が

「漆喰」のデザインの5つの特徴と暮らしに与えるメリットになります。

もっと詳しくお知りになりたい方は、もくもく村のモデルハウスの見学会にご参加ください。


https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。