山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

風水で理想の間取り その4:空き部屋はつくらない

2022年02月24日

「伴天風水」創設者の山根維随です。

風水を用いて家を建てる際、「水物には気を付ける」ことが重要ということを、以前お伝えしました。
https://www.mokumoku-mura.com/blog-fengshui/3-2.html

今回は、「空き部屋は作らない」というお話をします。

以前、個室はあまり作らない方が良いと書きましたが、それにも通じることで、人がいない部屋は作らない方がいいというのがあります。

お客様にそうゆうと「では客間などもなくして、全部の部屋を使うような間取りがいいということですか」と聞かれるので、私はこんなふうに答えます。

「そうですね。出来ればそうしたいところです。でも、いざという時のために客間ぐらい欲しいですね。そこでもし使用しない部屋があるのなら、その部屋には常夜灯をつけたり、何か動くものを置いておいたり、ドアをマメに開けてあげたりするといいですよ」

先ほどエネルギーの通り道の話を書きましたね。

人が使わなくて締め切っている部屋というのは、エネルギーが通っていかないため、良くないのです。

良いエネルギーが入ってこない部屋というのは陰気になります。

使っていない部屋というのは、なんとなく行きたくないような、長く居たくないような感じになりませんか。

これは良いエネルギーが入ってこないと、陰の気がこもりやすくなるからです。

もし使わない部屋を作ってしまった場合には、少しでも戸を開けておくといいのです。

それで陰の気が抜けてくれますから。

風水とか気の通り道とか、そういうことを知らなくても、やはり空気を入れ替えたりすると単純に気持ちがいいでしょう。

陰気な雰囲気の部屋も明るくなります。

締め切っていると嫌な感じがするけれど、開けると温かい感じがします。

ですから、部屋の戸というのは、閉めっぱなしにしないで、開けておきましょう。

全部開けておくぐらいの気持ちでいるのがいいですね。

しかし、窓を全部開けてはいけません。

その理由はまた次回お書きいたします。

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この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。