もくもく村通信

2023.05.23 Tue

千葉県木更津市の戸建て住宅の外構(外塀・中庭)をリフォーム

町をつなぐ漆喰の塀 [ミハス]

千葉県木更津市の戸建て住宅の外構(外塀・中庭)をリフォームした。

ファザード部分は高さ3.5~5m×幅37mで開口部2か所。

100%天然素材のみを使った漆喰塗の木塀(片面のみ漆喰、裏面は漆喰・板張り・塗装無し)。

0.9~3m間隔に105角の柱と筋違で塀を補強、上部に3㎝×24㎝の笠木で保護している。

外構リフォーム

外構リフォーム

外構リフォーム

持続可能性実現に向け、家を環境や社会に合わせ経年進化させ100年使い続けるライフスタイルを提唱する「住宅展示場もくもく村」。

コロナ禍を経て求められる住環境に対応し、漆喰の外塀の機能を活かした内と外をつなぐ空間づくりやコミュニティデザインを通じ、おうち時間の充足だけでなく近隣との関係性を再構築することを目的とした「もくもく村」の取り組み。

外構リフォーム

外構フォーム

外構リフォーム

外構リフォーム

日本の住宅における「塀」は敷地境界を区分する柵や目隠しフェンスなど特定機能に特化した簡易的なものが一般的である。

他方、プライバシーという点では、建物の外壁を閉じ切った住宅が増えている。

これらの住まいが本当に生活に豊かさや安心・安全を与えるものなのかという問題意識から、室内(内)と屋外(外)を心地よく繋ぐ外塀のデザインを試みた。

採光・採風などに配慮し自然のエネルギーを最大限に取り込める位置に塀を設け、漆喰の意匠性や機能を活かすことで、高さがありながらも、塀の内と外に美しく快適で安心・安全な空間を生み出すと共に、近隣を含めた持続可能な住環境を考える足掛かりにもなっている。

外構リフォーム