漆喰と無添加の家が身体に優しい3つの理由
2024年06月22日
「伴天風水」創設者の山根維随です。
漆喰と無添加の家が身体に優しい3つの理由について説明します。
現代の住環境において、健康を重視した家づくりが注目されています。
漆喰と無添加の家は、化学物質の影響を最小限に抑え、自然素材を使用することで、住む人々の健康を守ることができます。
以下に、漆喰と無添加の家が身体に優しい理由について詳しく説明します。
1.漆喰の特性と健康効果
◆漆喰とは
漆喰は、石灰を主成分とする自然素材の建材で、古くから日本の伝統的な建築に用いられてきました。
石灰を焼成し、水と混ぜてペースト状にしたものが漆喰です。
・調湿作用
漆喰は高い吸放湿性を持っています。
湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥しているときには水分を放出するため、室内の湿度を一定に保つことができます。
この調湿作用は、カビやダニの発生を防ぎ、アレルギーの原因となる物質の抑制に役立ちます。
・抗菌・防カビ効果
漆喰にはアルカリ性の特性があり、これが細菌やカビの繁殖を抑制します。アルカリ性の環境では多くの微生物が生息できないため、衛生的な住環境を保つことができます。特に湿度の高い日本の気候において、漆喰の抗菌・防カビ効果は重要な役割を果たします。
・空気清浄作用
漆喰は化学物質を吸着する性質があり、室内の空気を浄化する効果があります。
特にホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)など、有害な化学物質を吸着し、分解することで、シックハウス症候群の予防につながります。
・脱臭効果
漆喰は臭いの元となる分子を吸着し、分解する性質を持っています。
このため、生活臭やペットの臭いを軽減し、快適な室内環境を保つことができます。
2.無添加の家の特性と健康効果
◆無添加の家とは
無添加の家とは、化学物質を極力排除し、自然素材を用いた家づくりを指します。建材や内装材に無添加の素材を使用することで、住む人々の健康を守ることができます。
・自然素材の使用
無添加の家では、自然素材が多く使用されます。例えば、無垢材のフローリングや天然塗料、綿や麻などの自然繊維を用いた内装材が挙げられます。
これらの素材は化学物質を含まないため、揮発性有機化合物(VOC)の発生を抑え、シックハウス症候群のリスクを低減します。
・化学物質の排除
通常の住宅建材には、防腐剤、防虫剤、接着剤など、多くの化学物質が使用されています。
これらの化学物質は時間とともに揮発し、室内空気を汚染します。
無添加の家では、これらの化学物質を排除することで、室内空気の質を保ちます。
特にホルムアルデヒドやベンゼンなど、健康に悪影響を与える物質を削減することができます。
・環境への配慮
無添加の家は環境に優しい建材を使用することが多く、持続可能な森林管理から得られた木材やリサイクル可能な素材が使用されます。
これにより、住環境だけでなく、地球環境にも配慮した家づくりが実現します。
3.漆喰と無添加の家が身体に優しい理由
・アレルギー対策
漆喰の調湿作用と抗菌効果、無添加の家の化学物質排除により、アレルギーの原因となるダニやカビ、化学物質の影響を最小限に抑えることができます。
これにより、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の軽減に寄与します。
・自然な調湿効果
漆喰の吸放湿性により、室内の湿度が自然に調整されます。これにより、過乾燥や過湿を防ぎ、快適な住環境が維持されます。
特に湿度の高い夏や乾燥する冬において、この効果は健康に大きな影響を与えます。
・ストレス軽減
自然素材に囲まれた環境は、人々の心身に良い影響を与えることが研究で示されています。木材の香りや漆喰の自然な風合いは、リラックス効果を高め、ストレスを軽減します。これにより、住む人々のメンタルヘルスにも良い影響を与えることができます。
・長期的な健康維持
無添加の家は、住む人々の長期的な健康維持に寄与します。
化学物質に曝露されることなく、自然素材に囲まれた生活は、免疫力の向上や病気の予防に繋がります。
特に子供や高齢者など、免疫力が低い人々にとって、このような環境は非常に重要です。
4.まとめ
漆喰と無添加の家は、自然素材を用いた健康的な住環境を提供します。
漆喰の調湿作用や抗菌効果、無添加の家の化学物質排除により、住む人々の健康を守り、アレルギーやシックハウス症候群のリスクを低減します。
さらに、自然素材がもたらすリラックス効果やストレス軽減効果により、心身の健康をサポートします。
これらの特性は、現代社会における健康的な住環境の実現に貢献します。
以上が漆喰と無添加の家が身体に優しい3つの理由になります。
もっと詳しくお知りになりたい方は、もくもく村のモデルハウスの見学会にご参加ください。
https://www.mokumoku-mura.com/reservation/
昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。
元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。
新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。
私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。
ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。
風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。
さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。
このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。
「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。