山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

家を建てる目的とは?「機能」を追う事以上に大切なものとは...

2021年11月09日

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あなたはどんな家を建てたいですか?

「伴天風水」創設者の山根維随です。

最近、横浜や東京から千葉へ移住する方が増えています。

千葉県、木更津市は最近人気が高く地価も上がってきています。

それでも人気があるというのは、やはりコロナの影響でしょうか。

「どんな暮らしを実現したいか」を検討した結果、都心近郊で狭い家に住むよりも、自然環境に恵まれた「広めの」土地を選ぶ方が増えています。

あなただったら、どんな家を建てたいですか?

家を「機能」で選びますか?

住宅メーカーのパンフレットなどで見かけるキャッチフレーズだと

1.デザインが良くて安価な家
2.地震に強い家
3.火事から身を守ってくれる家
4.シックハウスになりにくい家
5.後のメンテナンス費用がかからない家
6.省エネ住宅
7.シロアリ対策をしてある家

などがありますが、あなたならどれを選びますか?
どれも今、テレビなどで宣伝している家ですね。ぱっと見には、良さそうに見えますが...

こういう選び方は、大きく違うと感じます。

こういうと、たいていの方は「えっ・・・」と絶句されます。

それはそうですよね。 どれもとても良い家のように思えます。

何が間違ってるのか?

それは家を「機能」で選んでしまっているところです。

これでは家の本質が見えません。

まさに「木を見て森を見ず」の例え通りで、このまま「機能」だけに目を奪われて家を建ててしまうと、新築した途端に命を落とすような不幸にもつながることになります。

ではなぜ、先に書いたような家がよく売れているのでしょうか?

それは我が国の建築の世界は、売るほうも、買うほうも間違っているからです。

売るほうは売るほうで、この家にはこんな機能も付いていますよ、とアピールする。
買うほうは買うほうで、そんな機能なら他社の別のシステムがいい、と数字を挙げて反論します。

しかし、よくよく調べてみるとそれは根拠のない、しかもさほど重要ではない「機能」に関する議論です。
そんなことを長い時間かけてお互いに話しているのです。

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家を建てる目的は?本当に必要なことは何ですか。

結論を申し上げましょう。

家を建てる目的は「家族が幸せに長生きできる家」を作ることです。

たとえ省エネ住宅だと言っても、化学物質が充満する毒ガス室のような家では幸せにはなれないし、そもそも月に10円程度の電気代が浮くだけでは、なかなか省エネ設備に投資した元も取れません。

あるいは地震に強い家を作っても津波が来る可能性のあるところに建てれば命が危ないです。
裏山が豪雨で地崩れして命を落とすかもしれません。 家にトラックが突っ込んでくるかもしれません。

もう一度考えてください。

本当に必要なのは何ですか?

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見落とされているのは、家族の健康とか幸せとか、安心とか、そういう根本的なことではありませんか?

そう考えると家の「機能」を追うこと以上に重要なのは、土地選びとか、素材選びとか、間取りとか、配置とか、門の位置なのです。ここに相当なウエイトを置かなければなりません。

このブログでは、家づくりの本質、つまり家を建てる本当の目的を忘れて「機能」で住宅を選ぶことの危険性について、わかりやすく解説していきます。

そして、本当に家族が幸せで長生きできる家とはどんな家なのか、どういう建て方をしたらいいのか、今まさに家を建てようとしているあなたの「気になる」ことをじっくりと説明していきます。

「風水設計で建てる家」について詳しく見る>

出典:山根一純著:『120歳までも幸せに生きる家』より引用

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。