山根一純の「伴天風水」デザインで
たてる住宅

風水の間取りで「家の運気を上げる」10の方法

2023年07月20日

「伴天風水」創設者の山根一純です。

「風水」の家づくりをする際、まず最初に土地を決めます。次に決めるのが「間取り」です。間取りは風水の家づくりにおいて、とても重要です。一般的に「良い」とされている風水も、現代の生活に合わない場合もあります。是非、今現在の生活に合った、風水の間取りを取り入れて「運気を上げる」為に役立ててみてください。

今回は、

風水の間取りで「運気を上げる方法」をまとめてご紹介いたします。

方法1:キッチンは朝日を浴びることができる場所に
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朝日のエネルギーを得られると、家事もはかどります。

一方、西日を浴びる場所にキッチンはつくるべきではありません。

風水では西日は「退色する(=ものが腐る)」と考えられているため、なるべく浴びないようにしたほうが良いです。

方法2:玄関の入り口は1つに

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玄関はエネルギーが入ってくる場所ですので、家の中で最も重要です。

ただ、どの方角に玄関を置くのがベストかは、地場によって全く異なりますので、方位だけで決めてしまうのは大変危険です。

吉方位は国によって違い、家相はあくまで気休めに過ぎないと考えると、「昔からこういわれているから」という迷信的な家相にはめて考えるよりも、 周りの家の建ち方、道路がどうなっているか、高低差がどうなっているか、植物や石がどう置かれているか、また空気の流れはどうかなど、あらゆる諸条件を鑑みて玄関の位置を慎重に決めていくことが重要です。

言い換えれば、諸条件の何か1つが少しでも変わることで、どこに玄関を置くのがベストかもまったく変わってしまうということ。

一つ例えると、玄関の入り口は1つにするべきです。

最近はエントランスクロークを設けるお家が増えていますね。

靴以外にもさまざまなものを収納でき快適にはなりますが、注意しなくてはならないのが玄関以外の入り口を設けないようにすることです。

玄関はエネルギーが入ってくる大切なところです。

それを家族専用玄関などを設け、入口を2箇所にするとエネルギーが分散され、渦を巻くようになります。

また、入り口が複数あることでエネルギーのスピードが落ちるため、エネルギーは家の奥まで届かなくなるのです。

ひねたエネルギーがたまるのが家族用玄関となり、そこを好んで通る子どもがひねた性格になったという事例もあります。

方法3:リビングに朝日を取り入れる

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一番家に入ってほしいのは朝日です。

太陽が昇っていく東からの日がもっともエネルギーがあるといわれています。

温度の高い陽ほど白っぽく、温度の低い陽ほど赤っぽい光をしています。

東陽は温度が高く、加速度的に昇ってくるエネルギーが沸いてくる強い陽。

西陽は温度が低く、退色(日に当たって色あせる)、眠たくなるエネルギーを吸い取られる日と考えます。

東の陽をリビングに入れようとすると、設計に工夫が必要です。

陽の取り込み方によって、5倍以上、効果が上がります。

方法4:トイレは「」の場所につくる
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トイレが不浄のものというのは昔の話。いわゆる「ぼっとん便所」が一般的だった時代のお話です。

汚いもの(=凶とされるもの)は家の中に置くべきではないという考え方から、トイレは家から分離させて建築するという時代もありました。

これは、現代の日本においては当てはまらない考え方です。

現代の水洗トイレは汚いものがたまっていませんので、むしろ吉の場所につくるのもよいです。

このように、風水は本来、時代の流れとともにアップデートしていかなければならないものです。

統計とは、環境や状況に応じて結果が変わるもの。

その方が自然で、より良い家づくりができます。

風水でトイレを改善するには?

トイレの空気がよどんでいると、家族の関係に影響がでます。

トイレに窓がある場合は、外から見えない程度に窓を開けたり、換気扇があれば、換気扇を利用して、空気を循環させるようにしましょう。
家の中心にあるトイレや窓のないトイレは凶といわれていますが、マンションでは窓のないことは一般的です。

その場合は、換気扇で十分に換気をするとよいです。

方法5:浴室は鬼門、裏鬼門は避ける

浴室は、洗面所、キッチンと比べても水の量が圧倒的に多い場所です。

水は家に大きなマイナス影響を与える可能性があるため、水を大量に扱う浴室は慎重に位置を考えなければなりません。

湿気をもたらすため、細菌や虫も繁殖しやすくなります。

その地場の諸条件によって異なりますが、風水の考え方では、家の中に浴室を置いてはいけない場所が必ずあります。

浴室を改善するには?

家の中央に浴室があると、通気性が悪くなり、空気がよどみ、カビなどの原因にもなります。

これから家を設計する場合には、家の中央に浴室を配置するのはおすすめしません。

方法6:廊下はできるだけまっすぐにはつくらない

家の真ん中に廊下があるといけないというわけではありません。

廊下はできるだけまっすぐにはつくらない方が良いでしょう。

たとえば、不審者が入ってきたとしても、すぐに寝ている場所にたどり着けない方が安全です。

昔の城がいくつもの道や扉をくぐらないとたどり着けないように設計していたように、廊下は悪い気を大事な場所までは来させないようにし、排除する場所です。

廊下は風が通らなくてもよく、ものが置いてあってもよいと考えます。

逆に良いものだけしか通らない道をつくるために設計する必要もあります。

風水で廊下を改善するには?

家の中央にある、光の届かない廊下や、北側にある廊下には注意が必要です。

廊下が暗いと陰の場所になり、空気がよどんでしまいます。

隣接する部屋のドアを開けて、外からの光が入るようにしたり、照明を明るいものに替えて、少しでも明るさを出しましょう。

とくに廊下の曲がり角は暗くなりがちなので、気をつけてください。

家の中央に廊下があると家が二分されてしまい、夫婦関係や親子関係などを悪化させるなど、家族内に分裂を起こすといわれています。
私の見解では、廊下の配置についてはあまり気にすることはないです。

また、ひとつの部屋を廊下で囲むようなつくりの場合、その部屋を使う人が孤立してしまい、やがては家族全体の運気が下がってしまいます。

こうした間取りの家に住んでいる場合は、その部屋のドアや窓を開けて、こまめに空気を入れ替えるようにすると良いでしょう。

良い気の流れをせき止めないよう、廊下には大きな家具などは置かないのがベターです。

どうしても置きたい場合には、なるべく高さがなく、圧迫感のないものを選ぶと良いです。

方法7:階段には照明を設置して足元を明るく
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足に楽をさせると人間はすぐに退化します。

階段を毎日駆け上がるくらいのエネルギーは欲しいものです

高齢の家族がいる場合や将来への備えとして「階段をゆるやかに設計してほしい」とご希望される方がいらっしゃいます。

もちろん、家族の年齢や身体的状況によって良い塩梅はあると思いますので、それに合わせた設計は必要ですが、少し足に負荷がかかるくらいでも良いのではないかなと、個人的には思っています。

もちろん、負荷がかかりすぎて日常的なストレスになってしまっては本末転倒ですので、心臓の弱い方や、脚に不安のある方は住宅会社にしっかりと希望を伝えてください。

また、ネット上でよく「階段は『欠け』だ」としている記事を見かけますが、階段は屋根がありますので風水的(家相的)には「欠け」ではありませんのでご安心ください。


階段を改善するには?

家の中央にある階段は良くないといわれています。

というのも、家の中央には窓がないことが多く、暗くなりがち。

照明器具がなかったような時代では、家の中央の階段はうす暗く、そのせいで転倒事故などが起きていました。

そのため、家の中央の階段は凶であるとされてきたのです。

現在でも、たくさんの人が階段で転倒してケガをしたり、亡くなったりすることがあります。

こうした事故を防ぐためにも、自然光や照明を使って明るくし、階段には余計なものを置かないように、きれいにしておくことが重要です。


面積の大部分を占める「壁」を清潔にする

階段は人も利用しますが、気の通り道と考えて、常に清潔に保つことを心がけてください。

とくに白い壁は汚れが目立ってしまうので、こまめに拭き掃除をしましょう。

また、階段は「隅」が多くて掃除が行き届かず、ホコリがたまりがちです。

汚い場所にいると気が休まらないように、階段もホコリがたまっていると玄関からせっかく良い気が入ってきてもスムーズに上に階まで届きません。

壁だけではなく階段の隅にも目を配り、居心地の良い環境をキープしておきましょう。

照明を設置して足元を明るくする

風水で見ても暗所は陰の気がとどまってしまいます。

光が当たらない場所に階段を設けてしまった場合は、足元に照明を設置して明るくしてください。

現代でも年間700~800人もの方が階段から転倒して亡くなっていると報告されています。

足元を明るくすると転んでしまう危険性も低くなり、家族全員が安心して過ごせます。

方法8:寝室は静かで奥まっているようなところに配置する

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寝室は静かで奥まっているようなところにすることをおすすめしています。

悪いものが入って来られない場所につくるべきだからです。

過度に大きな部屋である必要はなく、むしろ狭いくらいでも大丈夫です。

寝るだけの部屋なのであれば、天井が低い方が落ち着いて体を休められるます。

掃き出し窓は悪いものが入りやすいので、できれば避けた方が良いです。

小さな窓をつくり、東からの風と日を取り込むようにすると、エネルギーが入るのでより良い部屋になります。

寝室を改善するには?

西日が当たる方位は凶。

夏場は部屋の熱気が取れず、夜、寝苦しくなることがあるので注意が必要です。

玄関が南、寝室が東南にある場合は、陽の気が強くなりすぎ、かえって眠れなくなることがあります。

静かに眠れる環境作りを意識してください。

また、自分の寝姿が鏡に映るのは「鏡光殺(きょうこうさつ)」と呼ばれ、風水的に良くありません。

鏡の位置を変えるか、寝るときは布などで覆うと良いでしょう。

柱や梁の角の部分からは、「壁刀殺(へきとうさつ)」と呼ばれる悪気が出ていて、寝ている間にダメージを受けるといわれています。

そのため、ベッドの位置が梁の下や柱の角の延長上にならないようにしましょう。



方法9:子ども部屋は寝るだけの場所に。勉強はリビングで
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子どもが親と行動を共にしなくなり、自立し始めるのは中学2年生ごろからなので、本当に「子ども部屋」が必要となるのは5年間(中学2年~高校3年生)程度です。

その5年のために子ども部屋が必要かという議論もありますが、子ども部屋は寝るだけの場所に、勉強はリビングでというのが好ましいと考えます(東大生の多くはリビング学習だったという調査もあります)。

1人ぼっちは寂しいですからね。人が近くにいるとエネルギーをもらえるものです。

小さいうちは親が子どもに勉強を教えることも多いですし、リビングで勉強をした方がはかどります。

リビングに子どもの勉強道具を収納するスペースがあると良いです。

子ども部屋を改善するには?

とくに避けた方が良い方位というのはありませんが、家の中央に子ども部屋がある場合は、ほかの部屋の運気にも影響を与える可能性があります。

その場合はこまめに清掃や換気を行ないましょう。

部屋が汚れると運気が乱れるので要注意です。

机は、ドアや窓を背にして置かない、窓際に置かないのが基本。

ベッドと机の向きを南にすると、ストレスがたまりやすく、イライラしたり、集中力に欠けたりします。

子ども部屋だからといって、子どもっぽい柄や派手な壁紙は良くありません。

落ち着きがなくなり、集中力が育ちにくくなります。


方法10:バルコニーも東の日」が入る方角につくる
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1階にリビングを置き、2階にバルコニーを置くと、生活導線上ほとんどバルコニーに行くことがありません。

洗濯物や布団を干す時くらいしか活用できないため、勿体ないことになります。

また、寝室に掃き出し窓をつくるのはおすすめできないため、バルコニーは設置しないほうが良いということになります。

そこで、2階にリビングをつくり、そこから出られるバルコニーをつくることをおすすめします。

人が集まり、エネルギーも集まるので風水的にも良い場所となりますし、使い勝手もよくなります。

また、バルコニーも東の日が入る方角につくったほうがより良いでしょう。

バルコニーを改善するには?

バルコニーやベランダは建物に含まれないため、とくにNGな方角というものはありません。

しかし、北向きの場合は陽射しが少ないため、冬は寒くなります。

夏も湿気でジメジメするでしょう。

陽射しが少ないというのは、風水的にもあまり良いことではありません。

西向きなら冬は暖かくて良いのですが、夏はいつまでも室内に熱がこもり、夜になっても暑さが続くことも。

西向きの場合には、遮光や断熱対策が必要になります。

以上が、風水の間取りで「家の運気を上げる方法」10の方法でした。

是非、あなたも参考にしてみてください。

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最後に、「伴天風水」についてご紹介します。

伴天風水とは

伴天風水とは風水統計家である私、山根一純が長年にわたり研究を重ね、統計学を基に辿り着いた「究極の風水」です。

施主様(オーナー様)の幸せな暮らしを実現する為、いにしえより脈々と伝わる「風水デザイン」を取り入れた家づくりを提唱しています。

まず、施主様(オーナー様)の選ばれた土地に赴き鑑定します。

そして、間取りやプランニングも風水統計家である私が自ら提案します。

とても厳密な「風水設計」を行う為、最近では年間25棟迄に限定して「完全無添加」の注文住宅を建てています。

そこまで徹底して、「風水」と「無添加」にこだわった家づくりをするので、実際に住まわれたご家族からの「幸せの報告」が後を絶たないのも事実です。

更に詳しく事例を見る↓↓↓

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もっと詳しくお知りになりたい方は、「風水家づくりセミナー」にご参加ください。

https://www.mokumoku-mura.com/reservation/

この記事の執筆者

山根 一純

もくもく村創始者
NPO法人 幸せな家づくり
研究会理事長

山根 一純やまね いずみ

昭和60年4月、環境保全業を立ち上げると、日本でも住環境が注目されるようになり、私は意を決して「もくもく村」を創設しました。健康な生活は住まいからという信念で、当時問題となっていた「シックハウス症候群」を一切排除しようと立ち上がったのです。

元来、日本には春、夏、秋、冬という季節に合わせた先人たちの住まいの工夫がありました。今では生活が便利さを追求するあまり、私たちの身の回りには化学物質があふれ、かつてはなかったような病気に悩まされています。それは私たちの生活の基盤である「住まい」にまで及んでいます。

新築、リフォーム、転居などで、住宅に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質によって引き起こされるアレルギー症状が、今でも私たち、子どもたちを脅かしています。安価で便利な化学物質を使用した工業製品による健康被害をどう解決していくべきかという問題は深刻なのです。

私は、日本の四季に合った、住まう地域に合わせた先人たちの住まいの知恵を取り入れた家づくりに注目しました。森に囲まれた自然環境と暮らしの展示場「もくもく村」を開設したのは、私のそんな思いからなのです。

ご来村された皆さんに、「健康で幸せな家族」になるためには「安心できる家」があってこそ、という思いを共有していただきたいからです。そのために、行っているのが有害な化学物質を一切排除し、工務店では不可能に近いといわれる「完全無添加住宅」のご提案です。

風水デザイン設計で細部までこだわるゆえに、柱の数の多さは、他社と比べてはるかに多い。どこまでも妥協しない家づくりです。住む家族みんなが自然素材の持つエネルギーにつつまれて、心身そのものが本来の健やかさを取り戻します。

さらに「水や木にも心が宿る」言霊を信じている私にとって、住まうご家族のことを思う心を一本一本、新築の木々に念願することによってご家族をお守りすることができることを強く信じております。

このことは科学的根拠という領域をはるかに超えた、哲学的な直観領域です。その直感力を高めてくれるのが「私たちはおおいなる命の循環の中に在る」ということを常に感じさせてくれるこの地の大自然です。

「もくもく村」は、大地の匂いのする家づくりを皆様にご体感していただける唯一の森の中の総合展示場となっています。